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治療薬が人を殺す

プロジェクト「マーヤー・プラネット」の独自の方針は、意見の押し売りをしないことだ。指を立て「麻薬を使うな」と、ティーンエージャーに分別臭い説教を垂れるのは、5歳児に「虫歯になるからダメ!」と脅して甘いものを禁止するのと同じく愚かなことだ。往々にしてあることだが、ティーンエージャーが麻薬に手を出すのは、何かに反抗したいときだ。彼らにとって大事なのは、もう大人になった自分には、何でも自由にやる権利があるのだということを、親や教師、それに同年代の子供たちに対しても証明してみせることなのだ。それに対してとやかく言ったところで、埒があかないのは分かっているから、一度やったら最後、ヤクの売人の思うつぼであること、どんな結果になるかという話を聞かせるしかない。まずは、若者の間で最も普及している麻薬についての情報から始めよう。

さて、若い世代は、今も昔もごくまれな例外を除いてたいていは支払い能力がないから、手が出せるのはいわゆる一般向けの「販売治療薬」だ。まさにこの、薬局でかんたんに買うことができる薬剤が、あっという間に致命的な結果をもたらす。24時間いつでもクスリを買うことができるある場所のことを、麻薬をやる若者たちの隠語で「薬局」という。そこで一番安くてよく売れているのはNurofenヌロフェン+で、これはどこの町でもどの薬局でも購入することができる。Terpin テルピン、Terpin hydrateのような薬剤がよく知られた「薬局で買えるクスリ」になってから、それほど時間はたっていないのに、今や相当な値段になっていて、かなり前からの常用者だけが使っている。そして、薬屋で買える極めつけの恐ろしい合成麻薬がCrocodile クロコダイル)と呼ばれるDesomorphine デソモルヒネだ。薬局で処方箋なしで売られている数種の薬剤を混ぜ合わせて作ったこの麻薬は静脈注射するタイプで、最も哀れな依存症患者しか使わないだろうと言われている。

さらに、ここ数年ティーンエージャーの人気を博しているのが、なんと眼薬である。点眼薬のTropicamideトロピカマイドをヘロインのように静脈注射するというものだ

もちろん、合成麻薬を作る薬剤の種類はかなり広い範囲にわたっているが、ティーンエージャーが好む手に入れるのが容易なものは、リストアップが可能だ。

いよいよ、麻薬が薬剤に含まれている点とそれを濫用することがいかに危険かという主題に移ろう。まず、知ってほしいのは、「合法薬剤」の過剰摂取による死亡事故がこの数年で3倍にもなっていることだ。概して、薬局で買うことのできる通常薬剤にもヘロインやコカインと同じく副作用があって、常習癖がつき、免疫力低下で感染症に罹りやすくなったり、静脈疾患や肝障害を引き起こしたり、カルシウム代謝不全によって歯がやられてしまったり、さらには、知能低下をきたすこともインポテンツになることもあるのだ。薬剤にはそれぞれ、どのような内臓障害を起こすか特徴があり、Crocodile クロコダイルを例に挙げれば、常習が始まって3カ月ですでに人間の体は「文字通り」ばらばらに壊れ始めてしまう。

子供が自由を獲得するのは、何歳からか、それは親が決めることだ。しかし、その年に達していようがいまいが、自由には必ず責任が伴う、自由すなわち責任感であることを教えなければ意味がない。

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