マヤ反薬物トランスナショナルオンラインコンテスト。反アルコルや薬物中毒ビデオ、写真、ポスター、絵画

ホーム / 麻薬の悪影響 /

麻薬中毒患者と中毒ではないその兄弟の脳構造を調査したところ、同じような脳障害が存在していることが判明したという話である

 

 
以下はBBCからの引用である、麻薬中毒患者と中毒ではないその兄弟の脳構造を調査したところ、同じような脳障害が存在していることが判明したという話である。ということで麻薬中毒症は生活習慣病ではなく、脳の欠陥に依拠していることになるが、ではなぜ同じような遺伝的な脳障害を持ちながら、なぜ中毒になったり、ならなかったりするかの新たな課題が浮かんでくる。それはまた天性の脳障害があってもその後の生活習慣で異なる結果を得ていたことになるように思える。そしてそれはまた中毒者の治療に役立つことになるであろう。
ケンブリッジ大学の科学者によれば、脳の異常は数人の人々を麻薬常用者にする可能性がありそうにする。彼等は、麻薬常用者の脳と非中毒だった兄弟姉妹で同じ違いを見つけた。サイエンス誌で公表された研究は、中毒が部分的「脳障害」であることを示唆した。
他の専門家は、非中毒だった兄弟が麻薬常用者の「自制」を教える新方法の可能性を提供したと言う。麻薬常用者の脳が他の人々へといくつかの違いがあることは長く確証されていた。しかしその発見についての説明はより困難であった。専門家はドラッグが脳の配線を変更したか、麻薬常用者の脳が最初から違った風に配線されていたか確信がなかった。
国立医学研究所により資金提供されたこの研究は、常にクリーンであった彼等の兄弟または姉妹の脳を、50コカインあるいはコカイン中毒者の脳と比較して答えを得ることを試みた。麻薬常用者と非常用者兄弟の両者は、行動を制御する脳部分に同じ異常を持っていた。提案は、これらの脳がまず第1に中毒のために「ハードワイヤードされるかもしれない」ということである。
研究主任博士カレン・エルチェは言った:「必ずしもドラッグを服用するすべての人が中毒になるとは限らないことは長く知られていた。」彼女はBBCに伝えた:「それはドラッグ依存がライフスタイルの選択でないことを示す。それは脳障害である。また私達はこれを認識する必要がある」しかしながら、非中毒だった兄弟は、同じ感受性を共有するにもかかわらず非常に異なる生活をしていた。「中毒問題を持っていないこれらの兄弟姉妹が私達に伝えることができることは、彼等がどのようにこれらの問題を克服するか、彼等はどのように毎日の生活で自制を管理するかである」とカレン・エルチェ博士は言う。
カーディフ大学のコンサルタント精神病医ポール・キードウエル博士は言う:「中毒は、ほとんどの精神疾患のように本性と養育の所産である。私達は、人々の履歴に応じて本性対環境の相対的リスク量を計り続ける必要がある」兄弟の脳の類似性が遺伝学的に下されるのではなく、同じ家族でやや成長していることかもしれないことはありうる。中毒と脳構造の関係についての研究は全く終わってはいない。しかしながら多くの専門家は、これらの発見物が治療のために新手段を開くと信じている。
「麻薬常用者に影響されないように親族を非常に弾力のあるように操作をすることができるならば、私達は、多くの中毒が根を下ろすのを防ぐことができるかもしれない」とキードウエル博士は言う。ダービシャー・メンタル・ヘルス・トラストの薬剤師長デービッド・ブランフォードは研究が「中毒が脳構造と機能への顕著な変更をもたらさないことと中毒の新治療法を調べる方法を提供するかもしれないことを意味することを示唆した」と言う。オクスフォード大学薬理学部教授レ・アイバーセンは言う:「これらの新発見は、中毒への傾向が脳回路の遺伝した差に依存するという見解を強化し、よりよい「自制」を開発するためにハイリスクの個人を治療する新方法の可能性を提示している」
投稿者 matugaoka 時刻 04時11分
  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
  • LiveInternetで共有
  •  LiveJournalで共有
薬物中毒の悪影響 麻薬を吸うのはどうやってストップできるのか 薬物中毒者の生活から悲しいストーリー