マヤ反薬物トランスナショナルオンラインコンテスト。反アルコルや薬物中毒ビデオ、写真、ポスター、絵画

 ―健全なる選択―

この重苦しい今の時代、若者は本当にしなければならないことをやらなくなった。暇を持て余しているのに、さて、鉄棒でもしようかとか、サッカーのボールを蹴飛ばそうなどは考えない。どうしようかという当てもなく、何事に対しても消極的になってしまった。今どきの若者を誘惑しているのは、いいことなど少しも期待できないような遊びだ。遊んだ結果、何百万人もが命を失い、何百万人もがなぜこんなことを始めたのかと、自責の念にさいなまれることになる、そんな遊びだ。お分かりのように、それは、通りや広場や町の至る所で簡単に手に入る麻薬のことだ。

　今日、若い世代の耳に聞こえてくるのは、ヤク（クスリ）をやるのがどんなにかっこよくてスゴイことかという話ばかりだ。さらに映画では、ヤクをやったら最高にハイな気分になることばかり見せている。麻薬がいいことなんて、そんな話には決して耳を傾けてはいけない。

　麻薬をやめるためには、夢中になれる別のことをやるしかない。例えばサッカーかもしれないし、バスケットボールやホッケーかもしれない。何かの理由でボール競技が禁止されている場合は、一番かんたんなランニングから始めよう。クラシック音楽や心安らぐメロディーを聴こう。ヨガやセラピーの講座に入るのもよし。体と心が心地よく調和するのを感じさせてくれるだろう。そうして、しばらくすれば不安も感じない心穏やかな人間に生まれ変わっているはずだ。